「The Beatles Anthology 1(ザ・ビートルズ・アンソロジー1 )」は、1995年に発売された、ビートルズのCD(2枚組)アルバムです。その後、3枚組のLPレコードとしても発売されました。
このアルバムはいわゆるオリジナル・アルバムではありませんが、ジョン・レノンが生前残したしたテープを基に、ポール、ジョージ、リンゴが参加した「Free As A Bird (フリー・アズ・ア・バード)」が、ビートルズの約25年ぶりとなる新曲として収録されています。それ以外は主にザ・クオリーメン時代から初期のアルバム(BEATLES FOR SALE/ビートルズ・フォー・セールぐらいまで)の未発表曲や、別テイク、デモ・バージョン、メンバーのスピーチ(インタビュー)などが収録されています。
※1995年 CD(2枚組)発売
『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』CD収録曲
【CD 1】
- Free As A Bird
(フリー・アズ・ア・バード) - We Were Four Guys … That’s All
(ジョン・レノンのスピーチ) - That’ll Be The Day
(ザットル・ビー・ザ・デイ) - In Spite Of All The Danger
(イン・スパイト・オヴ・オール・ザ・デンジャー) - Sometimes I’d Borrow … Those Still Exist
(ポール・マッカートニーのスピーチ) - Hallelujah, I Love Her So
(ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー) - You’ll Be Mine
(ユール・ビー・マイン) - Cayenne
(カイエンヌ) - First Of All … It Didn’t Do A Thing Here
(ポール・マッカートニーのスピーチ) - My Bonnie
(マイ・ボニー) - Ain’t She Sweet
(エイント・シー・スウィート) - Cry For A Shadow
(クライ・フォー・ア・シャドウ) - Brian Was A Beautiful Guy … He Presented Us Well
(ジョン・レノンのスピーチ) - I Secured Them … A Beatle Drink Even Then
(ブライアン・エプスタインのスピーチ) - Searchin’
(サーチン) - Three Cool Cats
(スリー・クール・キャッツ) - The Sheik Of Araby
(シーク・オヴ・アラビ) - Like Dreamers Do
(ライク・ドリーマーズ・ドゥ) - Hello Little Girl
(ハロー・リトル・ガール) - Well, The Recording Test … By My Artists
(ブライアン・エプスタインのスピーチ) - Besame Mucho
(ベサメ・ムーチョ) - Love Me Do
(ラヴ・ミー・ドゥ) - How Do You Do It?
(ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット) - Please Please Me
(プリーズ・プリーズ・ミー) - One After 909/False Starts
(ワン・アフター・909) - One After 909
(ワン・アフター・909) - Lend Me Your Comb
(レンド・ミー・ユア・コム) - I’ll Get You
(アイル・ゲット・ユー) - We Were Performers … In Britain
(ジョン・レノンのスピーチ) - I Saw Her Standing There
(アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア) - From Me To You
(フロム・ミー・トゥ・ユー) - Money (That’s What I Want)
(マネー) - You Really Got A Hold On Me
(ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー) - Roll Over Beethoven
(ロール・オーバー・ベートーヴェン)
【CD 2】
- She Loves You
(シー・ラヴズ・ユー) - Till There Was You
(ティル・ゼア・ウォズ・ユー) - Twist And Shout
(ツイスト・アンド・シャウト) - This Boy
(ジス・ボーイ) - I Want To Hold Your Hand
(抱きしめたい) - Boys, What I Was Thinking …
(ビートルズのスピーチ/インタビュー) - Moonlight Bay
(ムーンライト・ベイ) - Can’t Buy Me Love
(キャント・バイ・ミー・ラヴ) - All My Loving
(オール・マイ・ラヴィング) - You Can’t Do That
(ユー・キャント・ドゥ・ザット) - And I Love Her
(アンド・アイ・ラヴ・ハー) - A Hard Day’s Night
(ア・ハード・デイズ・ナイト) - I Wanna Be Your Man
(アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン) - Long Tall Sally
(ロング・トール・サリー) - Boys
(ボーイズ) - Shout
(シャウト) - I’ll Be Back/Demo
(アイル・ビー・バック) - I’ll Be Back
(アイル・ビー・バック) - You Know What To Do
(ユー・ノウ・ホワット・トゥ・ドゥ) - No Reply/Demo
(ノー・リプライ) - Mr. Moonlight
(ミスター・ムーンライト) - Leave My Kitten Alone
(リーヴ・マイ・キトゥン・アローン) - No Reply
(ノー・リプライ) - Eight Days A Week/False Starts
(エイト・デイズ・ア・ウィーク) - Eight Days A Week
(エイト・デイズ・ア・ウィーク) - Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey!
(カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ!)
作詞・作曲
- (Lennon-McCartney)CD 1:22.24.25.26.28.30.31
- (Lennon-McCartney)CD 2:1.4.5.8.9.10.11.12.13.17.18.20.23.24.25
- (Lennon-McCartney-Harrison-Starkey)CD 1:1
- (McCartney&Lennon)CD 1:7
- (McCartney&Harrison)CD 1:4
- (Harrison-Lennon)CD 1:12
- (Lennon)CD 1:19
- (McCartney)CD 1:8.18
- (Harrison)CD 2:19
- (Allison-Holly-Petty)CD 1:3
- (Charles)CD 1:6
- (traditional. Arranged By Tony Sheridan)CD 1:10
- (Ager-Yellen)CD 1:11
- (Leiber-Stoller)CD 1:15.16
- (Smith and Wheeler-Snyder)CD 1:17
- (Velazques)CD 1:21
- (Murray)CD 1:23
- (Twomey-Wise-Weisman)CD 1:27
- (Gordy Jr.-Bradford)CD 1:32
- (Robinson)CD 1:33
- (Berry)CD 1:34
- (Willson)CD 2:2
- (Russell-Medley)CD 2:3
- (Madden-Wenrich)CD 2:7
- (Johnson-Penniman-Blackwell)CD 2:14
- (Dixon-Farrell)CD 2:15
- (Isley-Isley-Isley)CD 2:16
- (Johnson)CD 2:21
- (John-Turner-McDougal)CD 2:22
- (Leiber-Stoller/Penniman)CD 2:26
ビートルズ豆知識
「The Beatles Anthology 1(ザ・ビートルズ・アンソロジー1 」は、ビートルズの歴史を振り返るプロジェクトの一環として1995年に発売されました。この「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」は言わばその第一弾で全部で「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」の3部作となっています。
このアルバムが発売された当時の一番の話題は生前ジョン・レノンが残したデモ・テープにポール、ジョージ、リンゴが手を加えてビートルズの約25年ぶりとなる新曲として発表された「Free As A Bird (フリー・アズ・ア・バード)」で、この曲を目当てにアルバムを購入した方が多かったようです。
この「Free As A Bird (フリー・アズ・ア・バード)」のレコーディングには、ポール、ジョージ、リンゴのジョンを除くメンバーが参加していますが、その中でもジョージの活躍が目立つ曲と言えるかもしれません。
このアルバムは、前述の新曲「Free As A Bird (フリー・アズ・ア・バード)」を除くと、基本的にレアな音源がほとんどなのでビートルズ初心者の方にはあまりおすすめできないアルバムと言えるかもしれません。
ですが、このアルバムには、ビートルズの前身クオリーメンが自主制作したレコード音源を含む1958年~ビートルズ・フォー・セールぐらいまでの期間のレアな音源が詰まっているので、ビートルズのオリジナル・アルバムやシングル・ヒット曲は聴いて、ほとんどの曲は知っているという、ビートルズ・ファン中級~上級者にとってかなり魅力的で価値のあるアルバムだと思います。
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