「THE BEATLES LIVE AT THE BBC(ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC)」は、1994年に発売された、英国BBCラジオ放送で1963年から1965年にかけて行われたビートルズのライヴ演奏音源を集めたアルバムです。
BBCのセッションでは、公式に発売されている曲が52曲演奏されています。その内訳は、ビートルズのオリジナル曲は31曲、カヴァー曲が21曲。これらの中からこの『THE BEATLES LIVE AT THE BBC(ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC)』には、オリジナル曲が12曲、カヴァー曲が13曲の合計25曲が収録されています。
※1994年11月 発売
『THE BEATLES LIVE AT THE BBC』収録曲
【DISC 1】
- Beatle Greetings(Speech)
(ビートル・グリーティングス) - From Us To You
(フロム・アス・トゥ・ユー) - Riding On A Bus(Speech)
(ライディング・オン・ア・バス) - I Got A Woman
(アイ・ゴット・ア・ウーマン) - Too Much Monkey Business
(トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス) - Keep Your Hands Off My Baby
(キープ・ユア・ハンズ・オフ・マイ・ベイビー) - I’ll Be on My Way
(アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ) - Young Blood
(ヤング・ブラッド) - A Shot Of Rhythm And Blues
(ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルーズ) - Sure to Fall(In Love With You)
(シュアー・トゥ・フォール) - Some Other Guy
(サム・アザー・ガイ) - Thank You Girl
(サンキュー・ガール) - Sha la la la La!(Speech)
(シャ・ラ・ラ・ラ・ラ!) - Baby It’s You
(ベイビー・イッツ・ユー) - That’s All Right(Mama)
(ザッツ・オール・ライト) - Carol
(キャロル) - Soldier of Love
(ソルジャー・オブ・ラヴ) - A Little Rhyme(Speech)
(ア・リトル・ライム) - Clarabella
(クララベラ) - I’m Gonna Sit Right Down And Cry(Over You)
(アイム・ゴナ・シット・ライト・ダウン・アンド・クライ) - Crying, Waiting, Hoping
(クライング、ウェイティング、ホーピング) - Dear Wack!(Speech)
(ディア・ワック! ) - You Really Got A Hold On Me
(ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー) - To Know Her Is To Love Her
(トゥ・ノウ・ハー・イズ・トゥ・ラヴ・ハー) - A Taste Of Honey
(蜜の味) - Long Tall Sally
(ロング・トール・サリー) - I Saw Her Standing There
(アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア) - The Honeymoon Song
(ザ・ハネムーン・ソング) - Johnny B Goode
(ジョニー・B・グッド) - Memphis,Tennessee
(メンフィス、テネシー) - Lucille
(ルシール) - Can’t Buy Me Love
(キャント・バイ・ミー・ラヴ) - From Fluff to You(Speech)
(フロム・フラフ・トゥ・ユー) - Till There Was You
(ティル・ゼア・ウォズ・ユー )
【DISC 2】
- Crinsk Dee Night(Speech)
(クリンスク・ディー・ナイト) - A Hard Day’s Night
(ア・ハード・デイズ・ナイト) - Have A Banana! (Speech)
(バナナをおたべ!) - I Wanna Be Your Man
(彼氏になりたい) - Just A Rumor
(ジャスト・ア・ルーマー) - Roll Over Beethoven
(ロール・オーバー・ベートーヴェン) - All My Loving
(オール・マイ・ラヴィング) - Things We Said Today
(今日の誓い) - She’s A Woman
(シーズ・ア・ウーマン) - Sweet Little Sixteen
(スウィート・リトル・シックスティーン) - 1822!(Speech)
(1822!) - Lonesome Tears In My Eyes
(ロンサム・ティアーズ・イン・マイ・アイズ) - Nothin’ Shakin’
(ナッシン・シェイキン) - The Hippy Hippy Shake
(ザ・ヒッピー・ヒッピー・シェイク) - Glad All Over
(グラッド・オール・オーヴァー) - I Just Don’t Understand
(アイ・ジャスト・ドント・アンダースタンド) - So How Come(No One Loves Me)
(ソー・ハウ・カム) - I Feel Fine
(アイ・フィール・ファイン) - I’m A Loser
(アイム・ア・ルーザー) - Everybody’s Trying To Be My Baby
(みんないい娘) - Rock And Roll Music
(ロックン・ロール・ミュージック) - Ticket To Ride
(涙の乗車券) - Dizzy Miss Lizzy
(ディジー・ミス・リジー) - Medley: Kansas City/Hey! Hey! Hey! Hey!
(メドレー:カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ) - Set Fire To That Lot!(Speech)
(セット・ファイアー・トゥ・ザット・ロット!) - Matchbox
(マッチボックス) - I Forgot To Remember To Forget
(アイ・フォガット・トゥ・リメンバー・トゥ・フォゲット) - Love These Goon Shows!(Speech)
(グーン・ショウ 大好き!) - I Got To Find My Baby
(アイ・ゴット・トゥ・ファインド・マイ・ベイビー) - Ooh! My Soul
(ウー/マイ・ソウル) - Ooh! My Arms(Speech)
(ウー/マイ・アームズ) - Don’t Ever Change
(ドント・エヴァー・チェンジ) - Slow Down
(スロウ・ダウン) - Honey Don’t
(ハニー・ドント) - Love Me Do
(ラヴ・ミー・ドゥ )
※東芝EMIから日本で発売されたCDより
作詞・作曲
【DISC 1】
- (Lennon-McCartney)2.7.12.27.32
- (Charles)4
- (Berry)5.16.29.30
- (Goffin-King)6
- (Leiber-Stoller-Pomus)8
- (Thompson)9
- (Perkins-Claunch-Cantrell)10
- (Leiber-Stoller-Barrett)11
- (David-Bacharach-Williams)14
- (Crudup)15
- (Cason-Moon)17
- (Pingatore)19
- (Thomas-Biggs)20
- (Holly)21
- (Robinson)23
- (Spector)24
- (Marlow-Scott)25
- (Johonson-Penniman-Blackwell)26
- (Theodorakis-Sansom)28
- (Collins-Penniman)31
- (Willson)34
【DISC 2】
- (Lennon-McCartney)2.4.7.8.9.18.19.22.35
- (Berry)6.10.21.29
- (J and D Burnette-Burlison-Mortimer)12
- (Fontaine-Calacrai-Lampert-Gluck)13
- (Romero)14
- (Bennett-Tepper-Schroeder)15
- (Wilkin-Westberry)16
- (Bryant)17
- (Perkins)20.26.34
- (Williams)23.33
- (Leiber-Stoller)/(Penniman)24
- (Kesler-Feathers)27
- (Penniman)30
- (Goffin-King)32
ビートルズ豆知識
BBCのラジオで取り上げられた、このアルバム(CD)にも収録されているカヴァー曲は、ビートルズのメンバー達がデビュー前からライヴで演奏していた曲ばかりです。
もっとも、ライヴで演奏されるカヴァー曲のすべてがメンバーの好みの曲であったとは言い切れません(観客の好み、盛り上がる曲を選んで演奏する場合もある)が、ビートルズ・サウンドのルーツを知る手掛かりとしてかなり有効なアルバム(CD)であることは間違いありません。
たとえば、チャック・ベリーの曲では、ジョージがリード・ボーカルをとる「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」を除くと、その他の曲はジョンがリード・ボーカルをとっています。また、リトル・リチャードの曲は、ポールがリード・ボーカルを、カール・パーキンスの曲はメンバーが割とまんべんなく・・・という風に、ビートルズのメンバーそれぞれのアーチストや曲調の好みまで大まかかもしれませんが判断することも可能です。
ビートルズがカヴァーしている曲と、オリジナル曲とを聴き比べると、ビートルズがいかにオリジナル曲を「ビートルズ風」にアレンジしているかがわかって興味深いです。これらのカヴァー曲、それを歌う&演奏するミュージシャン達は、間違いなくビートルズのオリジナル曲にも影響を与えているはずです。
ビートルズは、オリジナル・アルバムの収録曲を聴くだけでも十分にビートルズを堪能することができるのですが、このアルバム(CD)に収録されているカヴァー曲を聴き、ビートルズが影響を受けたミュージシャンや楽曲を知ることで、ビートルズに対する理解がより一層、深くなるのではないか思います。
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