インド音楽・精神・思想がビートルズに与えた影響は?

60年代中頃になると、ビートルズのメンバーはインドの音楽や哲学、ヨガの瞑想などに入り込んでいきました。メンバーの中ではジョンとジョージがインドへの関心が強かったようです。特にジョージはより深くインド音楽に傾向していきます。

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ジョージは有名なインド楽器「シタール」をビートルズの曲に使用した

ジョージはインド音楽における代表的な楽器「シタール」を、アルバム「ラバー・ソウル」の収録曲「ノーウェジアン・ウッド」で演奏しています。日本語に訳せば「ノルウェーの森」で、ジョンの気だるい雰囲気のボーカルと歌詞の内容から、とある欧州(北欧)の部屋の中での男女の会話(やりとり)が頭に浮かぶのになぜかインド音楽の楽器シタールがピッタリはまっているという不思議な感じの名曲に仕上がっています。

インドの影響はメンバーの精神・思想にも影響を及ぼした

ジョージはインドで著名なシタール奏者であるラビ・シャンカールに師事。ジョージ自らインドに赴き1日に何時間もシタールの練習をしたそうです。

またジョージは、マハリシ・ヨギ(ヒンドゥー教、超越瞑想の伝道師?)に会ったりして、楽器、音楽以外にもインドの哲学やヨガの瞑想などの精神的な部分にまでどっぷりとはまっていきました。

マハリシ・ヨギにはビートルズのメンバーだけでなく、ストーンズのミック・ジャガーやブライアン・ジョーンズも会いに行っていたようです。ジョージが「ノーウェジアン・ウッド」でシタールを使ったほぼ同時期にストーンズも「ペイント・イット・ブラック」という曲でブライアンがシタールを弾いています。

また、シタールに関しては、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックジミー・ペイジの有名なギタリストが在籍したバンド「ヤードバーズ」の(ベック時代)に発表されたスマッシュ・ヒット曲である、「Heart Full Of Soul(ハートせつなく)」で実は導入されていて、そのバージョンも存在しているのですが、ヒットしたバージョンではベックが「ファズ」を使用してギター(リフ)を弾いています。

ビートルズではジョンとジョージが、ストーンズではミックとブライアンがインド音楽や思想に強い影響を受けていたようです。

「ノーウェジアン・ウッド」以降のインド音楽の影響

「ノーウェジアン・ウッド」以降の曲では、アルバム「リボルバー」収録の「タックスマン」のギターソロ部分(弾いているのはポール?!)や、「ラブ・ユー・トゥ」、アルバム「サージェント・ペパーズ・・・」収録の「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」、シングル発売された「ジ・インナー・ライト」(A面は”レディ・マドンナ”)などの曲に明らかなインド音楽からの影響を感じることができます。

ジョージとは違いジョンはマハリシ・ヨギに懐疑的だった?!

ポールやリンゴはインド音楽や哲学にはあまり興味を示さなかったようですが、当初はインド音楽や哲学に興味を示していたジョンもマハリシ・ヨギには、懐疑的だったようです。通称「ホワイトアルバム」に収録されている曲「セクシー・セディー」はマハリシ・ヨギについて書かれた歌だといわれていて、歌詞の中でマハリシ・ヨギのことを「詐欺師」呼ばわりしています。ジョージ以外のビートルズのメンバーの評価は散々だったようです。

また、ジョージも70年代に入る前にはシタールの演奏をやめてしまいます。その理由としては、シタールを弾きこなすには人生の大半の時間を練習に費やさなければならないからだという理由だそうです。

 

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