ジョージが使い有名になった?!「グレッチ カントリー・ジェントルマン」

 
初期のジョージが愛用してギター「グレッチ」のギター。リヴァプール時代からデビュー直後まで愛用していたのはグレッチはグレッチでも「ロックジェット」というギターでしたが、ビートルズ初期ののジョージのトレードマークといえばやはり「グレッチ カントリー・ジェントルマン(Gretsch Country Gentleman)」ということになるでしょう。

「カントリー・ジェントルマン」はジョージより先にカントリーの大御所チェット・アトキンスである程度知られていたギターでしたが、その名を世界中に広まったのはやはりジョージが愛用したからに他ならないと思います。

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グレッチ カントリー・ジェントルマン(Gretsch Country Gentleman)

はじめに、グレッチとはカントリー・ジェントルマン発表以前からドラムスやバンジョーなどを制作していたアメリカの有名な楽器メーカーでした。E・ギターの第一号は11949年に発表しており、現在でもグレッチ社の代表的なギターともいえるホワイト・ファルコンを1953年に発表しています。

そのグレッチ社がカントリーの大御所であるチェット・アトキンスをアドバイザーとして迎え、チェットとグレッチ社の共同制作で1955年に発表されたのが、カントリー・ジェントルマンです。

グレッチ カントリー・ジェントルマンの特徴

グレッチ カントリー・ジェントルマンは、17インチ幅という大きめなボディーのダブル・カッタウェイギターで、その他のグレッチ社のほとんどのギターと同様にボディーの中が空洞になっているホロー・ボディーです。トップ部分は、アーチド・トップではなくフラット・トップになっています。また、ホロー・ボディー・ギターの特徴ともいえる「fホール(サウンド・ホール)」は実際には穴があいておらず、描いてあるだけです。

穴をあけていない理由としては、E・ギターで17インチと大きいボディーは共鳴しやすく、フィードバックを起こしやすいので、フィードバック防止のためと考えられます。

このボディー形状で「fホール」があいていないことは、カントリー・ジェントルマンの独特なサウンドを生み出すことにも一役買っています。

また、カントリー・ジェントルマンには「ミュート・システム」があり、ブリッジ手前に配置されているスポンジを上下させることで1〜3弦と4〜6弦のミュート操作を別々に分けてすることができます。

ピックアップはグレッチ独自の「ハムバッキング・ピック・アップ」

カントリー・ジェントルマンに限らず、グレッチ社のE・ギターにはすべてのモデルにほぼ似たようなグレッチ独自のハムバッキング・ピック・アップ(×2)を搭載しています。また、これはギブソン社のE・ギターのハムバッキング・ピック・アップとは構造もサウンドも異なっています。

カントリー・ジェントルマンのサウンドの特徴は、ハムバッキング・ピック・アップのギブソンとシングル・コイル・ピックアップのフェンダーギターを合わせたような(中間的な)サウンドで、豊かなトーンでマイルドでありながらも乾いて枯れている音という感じです。

初期~前期のジョージはこのギターで「チェット・アトキンス奏法」を披露してますが、カントリー・タッチの曲にはカントリー・ジェントルマンのサウンドがピッタリとハマっています。

カントリー・ジェントルマン以外のグレッチ社のギターも使用

ジョージは、カントリー・ジェントルマン以外にもグレッチ社のE・ギターを使用していました。

ひとつはリヴァプール時代からデビュー直後まで使用していた「ロック・ジェット」というモデルです。ロックジェットは、恐らくギブソン・レスポールを意識したと思われるボディー・スタイル。しかし、レス・ポールとは違いセミ・ホロー・ボディーでした。ピック・アップはグレッチ独自のハムバッキング・タイプ(×2)。ダブルボリューム・ダブ・トーンにスリー・ポイントのトグル・スイッチというシステムです。

もうひとつは、1965年前後に使用していた「テネシアン」というギターです。ジョージが使用していたテネシアンは恐らく1962年モデルです。ボディーはカントリー・ジェントルマンより1インチ小さい16インチ幅のシングル・カッタウェイ。ピックアップはカントリー・ジェントルマンと同様のハムバッキング・タイプ(×2)搭載。ボディー・デザインやサイズが違う以外はカントリー・ジェントルマンとほぼ変わらないギターです。

グレッチといえば「カントリー・ジェントルマン」

現在ではグレッチのギターと問われれば、ほとんど「カントリー・ジェントルマン」という答えが帰ってくるという人気と知名度の高いカントリー・ジェントルマン。カントリーの大御所チェット・アトキンスの協力を得て作られたモデルなので、チェットの影響ももちろん大きいと思いますが、カントリー・ジェントルマンがフェンダーのストラトキャスターやギブソンのレス・ポールとも並びうるE・ギターの代表機種になったのはやはりビートルズのジョージが使用したというところが大きいでしょう。

 

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