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リンゴが愛用した主なドラムセット「ラディック(LUDWIG)」

ドラム・セット
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ビートルズ初期の頃の一時期を除き、ビートルズの解散までリンゴがプレイしていたドラム・セットは「ラディック(LUDWIG)」社のドラム・セットです。

この記事では、リンゴが使用していたドラム・セットについて簡単にではありますが、少し書いてみたいと思います。

ラディック(LUDWIG)のドラム・セット

ラディック(LUDWIG)社は、1909年に米国シカゴでTheo&William Ludwig 兄弟により設立され世界最初の実用的なフットペダルを製造。以来、ドラムをはじめとするパーカッションの世界的に有名なメーカーです。リンゴが使っていたことで有名なのはの「ブラック・オイスター」。

ラディック(LUDWIG)社のドラム・セットは、リンゴだけでなく世界中のプロドラマーに使用されており、レッドツェッペリンのジョン・ボーナム(ビスタライト)も愛用していました。100年以上の歴史を持つラディック(LUDWIG)社は、現在でも不動の人気・地位を保ち続けています。

リンゴはビートルズ初期のプレミア(PREMIER)社のドラム・セットを使用していました。プレミア社は英国の有名な総合打楽器のメーカーでドラム・セット以外にも、パーカッションなど、さまざまな打楽器を製作しています。プレミア社のドラム・セットは主にジャズ・ドラマーに使用されていましたが、英国の代表的なロックバンド、ザ・フーのドラマーで、キース・ムーンが使用していたことでも有名です。

シンバルは「ジルジャン」と「パイステ」

ジルジャン(ZILDJIAN)は、1623年、アヴェディス1世によって誕生。透明感ある力強い音を生みだす芸術的シンバルのメーカーです。400年近い歴史を持つジルジャン・シンバルは、長い音楽の歴史の中で信頼と進化を重ね、今なお多くのプレイヤーから支持をされ続けています。

パイステ(PAISTE)は、スイスのシンバルメーカーで、ハイハットやクラッシュ、チャイナ、ゴングなどのパーカッションを製造しています。音楽スタイルに合わせた柔軟で存在感ある音色が特徴で、ジルジャン(ZILDJIAN)と並び、ドラム用シンバルの大定番といえるでしょう。

初期~中期は「ワンタム」中期~後期は「ツータム」

リンゴのドラム・セッティングは、初期~中期までは「ワンタム」のいわゆるシンプルな3点セット、バスドラム・ハイタム(あるいはロータムのいずれかひとつ)・フロアータム+スネア・ドラム、ハイハット・シンバル、クラッシュ・シンバル、ライド・シンバル。

中期~後期は、いわゆる「ツータム」の4点セット、バスドラム・ハイタム・ロータム・フロアータム+スネア。ドラム、ハイハット・シンバル、クラッシュ・シンバル、ライド・シンバルと思われます。

デビュー当初から有名な世界の一流品を使用していたリンゴ

ビートルズ初期の頃メンバーが使用した楽器、リッケンバッカーやグレッチ、カール・ヘフナーなどは、今でこそビートルズが使用したこともありとても有名な楽器ですが、当時からカントリー・ミュージシャンに愛用されていたグレッチを除くと、60年代はじめの頃は人気、知名度ともにイマイチな楽器(メーカー)でした(当時から名実ともにあったフェンダーやギブソンと比較してという意味で)。バンドのルックス的には既成のロックン・ロール・バンドの概念を壊すインパクトはあったと思いますが。

ただ、リンゴだけはデビュー当初から、プレミア(PREMIER)・ラディック(LUDWIG)・ジルジャン(ZILDJIAN)・パイステ(PAISTE)と当時から世界の一流品を使用してました。愛嬌のあるキャラクターでも、しっかりと足元を世界の一流品で固めているあたりは、さすがはバンドの屋台骨、ドラマーの鏡と言えるのではないでしょうか。

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