「PAST MASTERS(パスト・マスターズ)」は、1987年から始まったビートルズのアルバムCD化のプロジェクトの締めくくりとして1988年10月にリリースされたCDアルバムです。
この「PAST MASTERS(パスト・マスターズ)」は、1988年3月に先にリリースされた「パスト・マスターズ Vol.1」と「パスト・マスターズ Vol.2」の2枚に分かれていたCDアルバムを、ひとつのアルバム(DISC 2枚)に収めたアルバムです。
※1988年10月発売
『PAST MASTERS(パスト・マスターズ)』収録曲
【DISC 1】
- Love Me Do
(ラヴ・ミー・ドゥ) - From Me To You
(フロム・ミー・トゥ・ユー) - Thank You Girl
(サンキュー・ガール) - She Loves You
(シー・ラヴズ・ユー) - I’ll Get You
(アイル・ゲット・ユー) - I Want To Hold Your Hand
(抱きしめたい) - This Boy
(ジス・ボーイ) - Komm, Gib Mir Deine Hand
(抱きしめたい☆ドイツ語版☆) - Sie Liebt Dich
(シー・ラヴズ・ユー☆ドイツ語版☆) - Long Tall Sally
(ロング・トール・サリー) - I Call Your Name
(アイ・コール・ユア・ネーム) - Slow Down
(スロウ・ダウン) - Matchbox
(マッチボックス) - I Feel Fine
(アイ・フィール・ファイン) - She’s A Woman
(シーズ・ア・ウーマン) - Bad Boy
(バッド・ボーイ) - Yes It Is
(イエス・イット・イズ) - I’m Down
(アイム・ダウン)
【DISC 2】
- Day Tripper
(デイ・トリッパー) - We Can Work It Out
(恋を抱きしめよう) - Paperback Writer
(ペイパーバック・ライター) - Rain
(レイン) - Lady Madonna
(レディ・マドンナ) - The Inner Light
(ジ・インナー・ライト) - Hey Jude
(ヘイ・ジュード) - Revolution
(レボリューション) - Get Back
(ゲット・バック) - Don’t Let Me Down
(ドント・レット・ミー・ダウン) - The Ballad Of John And Yoko
(ジョンとヨーコのバラード) - Old Brown Shoe
(オールド・ブラウン・シュー) - Across The Universe
(アクロス・ザ・ユニバース) - Let It Be
(レット・イット・ビー) - You Know My Name (Look Up The Number)
(ユー・ノウ・マイ・ネーム)
【DISC 1】は『パスト・マスターズ Vol.1』と同様の収録曲
【DISC 2】は『パスト・マスターズ Vol.2』と同様の収録曲
LP1枚目(DISC 1):A面1~9・B面10~18
LP2枚目(DISC 2):A面1~8・B面9~15
作詞・作曲
【DISC 1】
- (Lennon-McCartney)1.2.3.4.5.6.7.8.9.11.14.15.17.18
- (Johnson-Penniman-Blackwell)10
- (Williams)12.16
- (Perkins)13
【DISC 2】
- (Lennon-McCartney)1.2.3.4.5.7.8.9.10.11.13.14.15
- (Harrison)6.12
ビートルズ豆知識
ビートルズのいわゆる「ベスト盤」には、グループの活動中の1966年にリリースされた「オールディーズ」、解散後の1973年にリリースされた、通称「赤盤・青盤」と呼ばれている「ザ・ビートルズ 1962~1966年」「ザ・ビートルズ 1967~1970年」、そして、2000年にリリースされたビートルズのNO.1シングル曲のみを集めた「1」というアルバムがありますが、この「PAST MASTERS(パスト・マスターズ)」は、1987年から始まったビートルズのアルバムCD化プロジェクトでCD化されたアルバムに未収録の曲を集めたアルバム(レア音源も含むシングル集)ということになっています。
ビートルズは、3枚目のシングル曲「フロム・ミー・トゥ・ユー」から「シングル曲をアルバムに収録しない」という考えを持っていたようで(ファンが同じ音源を買わなければならない無駄をなくすためだったといわれている)、解散までに一部の例外(映画のサウンドトラックとしても使用されてアルバムに収録された”キャント・バイ・ミー・ラヴ”など)を除き基本的にこの考え方でアルバムの収録曲が考えられていました。
最近ビートルズに興味を持ち、シングル盤やベスト盤からでなく、いわゆるビートルズの「オリジナル・アルバム」から買い集めて聴いていたりすると、「あれ?知っている曲(シングルヒット曲)が入っていないな~」なんて、感じた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、それは前述の理由からビートルズがあえてしていたこととわかれば、「なるほどね~」と、納得が出来ると思います。
また近年、この「PAST MASTERS(パスト・マスターズ)」は、ビートルズの13枚のオリジナル・アルバムと同等の扱い(14枚目のオリジナル・アルバムとして)を受けることが多く、このブログではこの「PAST MASTERS(パスト・マスターズ)」を「ALONG WITH オリジナル・アルバム」として紹介しています。
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