「Introducing The Beatles(イントロデューシング・ザ・ビートルズ)」は、1963年7月に米国で発売されたビートルズのアルバムです。
イントロデューシング・ザ・ビートルズ(Introducing The Beatles)は、ビートルズがきゃキャピトル・レコードと契約する前(一旦断られた)にヴィージェイ・レコード(VEE JAY)からリリースされました。米国においてはこのアルバムがはじめて発売されたアルバムということになります。
※1963年7月 発売(米国)
『イントロデューシング・ザ・ビートルズ』収録曲
【A面(アナログ)】
- I Saw Her Standing There
(アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア) - Misery
(ミズリー) - Anna (Go To Him)
(アンナ) - Chains
(チェインズ) - Boys
(ボーイズ) - Love Me Do
(ラヴ・ミー・ドゥ)
【B面(アナログ)】
- P.S. I Love You
(P.S.アイ・ラヴ・ユー) - Baby It’s You
(ベイビー・イッツ・ユー) - Do You Want To Know A Secret
(ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット) - A Taste Of Honey
(蜜の味) - There’s A Place
(ゼアズ・ア・プレイス) - Twist And Shout
(ツイスト・アンド・シャウト)
作詞・作曲
- (Lennon-McCartney) A面:1.2.6 B面:1.3.5
- (Arthur Alexander) A面:3
- (Gerry Goffin-Carole King) A面:4
- (Luther Dixon-Wes Farrel) A面:5
- (Hal David-Burt Bacharach-Benny Williams) B面:2
- (Rick Marlow-Bobby Scott) B面:4
- (Phil Medley-Burt Russell) B面:6
【備考】
後にリリースされたものは、「P.S. I Love You(P.S.アイ・ラヴ・ユー)」が「Please Please Me(プリーズ・プリーズ・ミー)」に差し替えられている。
ビートルズ豆知識
「Introducing The Beatles(イントロデューシング・ザ・ビートルズ)」が発売された当時(1963年はじめ頃)、ビートルズは英国ではすでに大人気だったものの、米国ではまだ無名のグループでした。
ビートルズは英国では「パーロフォン」というレコードレーベルに所属していたので、米国に進出する際に当時パーロフォンの親会社であった「EMI」と資本提携関係にあった「キャピトル・レコード」に話を持ち掛けたのですがなんとその時はボツになってしまい、苦肉の策とでもいいましょうか、シカゴのマイナー・レーベルであった「ヴィージェイ・レコード」依頼し、なんとか米国リリースにこぎ着けました。
しかし、やはりマイナー・レーベルの販売力には限界があり、ヴィージェイ・レコードから発売されたビートルズのレコードは、残念ながらいずれもヒットすることはありませんでした。
その後、少しずつビートルズの存在が米国内でも知られるようになり人気が出始めると、いったん断ったキャピトル・レコードもビートルズのレコードのリリースを決め、1963年12月に「「抱きしめたい/アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」のシングル、1964年1月にはアルバム「ミート・ザ・ビートルズ」をリリースし爆発的なヒットになりました。
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