「LET IT BE… NAKED(レット・イット・ビー…ネイキッド)」は、2003年に発売された、ビートルズのアルバム(CD)です。
この「LET IT BE… NAKED(レット・イット・ビー…ネイキッド)」は、そのアルバム・タイトルが示す通りビートルズのオリジナル・アルバムとして発売された「LET IT BE」 の「NAKED=裸の」バージョン。「フィル・スペクター/Phil Spector」によるオーケストラ、コーラスや、サウンド・エフェクトなどをそぎ落とし、ビートルズの演奏の部分だけを残しリミックスされているアルバムです。
※2003年 発売
『レット・イット・ビー…ネイキッド』収録曲
【CD 1】
- Get Back
(ゲット・バック) - Dig A Pony
(ディグ・ア・ポニー) - For You Blue
(フォー・ユー・ブルー) - The Long And Winding Road
(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード) - Two Of Us
(トゥ・オブ・アス) - I’ve Got A Feeling
(アイヴ・ガッタ・フィーリング) - One After 909
(ワン・アフター・909) - Don’t Let Me Down
(ドント・レット・ミー・ダウン) - I Me Mine
(アイ・ミー・マイン) - Across The Universe
(アクロス・ザ・ユニヴァース) - Let It Be
(レット・イット・ビー)
【CD 2(ボーナスディスク)】
- Fly On The Wall
(フライ・オン・ザ・ウォール )
作詞・作曲
- (Lennon-McCartney)CD 1:1.2.4.5.6.7.8.10.11
- (HarrisonCD 1):3.9
ビートルズ豆知識
「LET IT BE… NAKED(レット・イット・ビー…ネイキッド)」では、1970年にオリジナル・アルバムとして発売された「LET IT BE」に収録されていた「Dig It(ディグ・イット)」と「Maggie Mae(マギー・メイ)」はカットされ、その代わりに「Don’t Let Me Down(ドント・レット・ミー・ダウン)」が新たに収録されています。
このアルバム「LET IT BE… NAKED」がリリースされる以前から、アルバム「LET IT BE」のアレンジに関する確執、特に「The Long And Winding Road(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード)」のフィル・スペクターによるアレンジ(ストリングスが入っているやつ)に対しポールが強い不満を抱いていたことは、ビートルズ・ファンにとっては「常識」でしたが、メンバー(特にポール)その不満を解消するためにリリースされたアルバムと言っても過言ではないでしょう。
「The Long And Winding Road(ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード)」の好み&評価は人それぞれだと思いますし、また、それでいいんだと思います。
基本的にこのアルバムは、オリジナル・アルバムとして発売された「LET IT BE」から、オーケストラ、コーラスやサウンド・エフェクト等を削ぎ落とし、ビートルズの演奏部分だけを残してリミックスされているのでビートルズ本来の姿(サウンド)に仕上がっていることだけは間違いありません。
ただ、個人的にはビートルズ入門者・初心者の方向きのアルバムかと問われると「?」なアルバムだと思います。少なくともオリジナル・アルバム「LET IT BE」を聴いてからこの「LET IT BE… NAKED」を聴くことをおすすめします。
なお、【CD 2】は、20分ほどのいわゆるボーナスディスクで、アルバム&映画「レット・イット・ビ」』制作時のテープからの貴重な音源や、ビートルズのリハーサルやスタジオでの様子を聴くことができます。
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