ビートルズのシングル・アルバムの主な収録曲【M・N】
曲名(タイトル)
- 曲名/タイトル(日本語)
- レコーディング年
- 作詞・作曲者名
- リード・ヴォーカルなど
【備考】曲に関する備考など
ビートルズのシングル・アルバムの主な収録曲
M
Maggie Mae
- マギー・メイ
- 1969年1~2月
- Traditional(Arrange:Lennon-McCartney-Starkey-Harrison)
- John Lennon & Paul McCartney
【備考】
リヴァプールのパブなどでよく歌われていたトラディショナル・ソングを、ビートルズのメンバーがカントリー・フォーク調にアレンジしている。アルバム「Let It Be」に収録。
Magical Mystery Tour
- マジカル・ミステリー・ツアー
- 1967年4月.5月
- Lennon-McCartney
- Paul McCartney(John,George)
【備考】
同名テレビ映画のタイトル・ソング。リード・ヴォーカルはポールでバッキング・ヴォーカルはジョンとジョージ。ポールのリッケンバッカー4001独特のベースサウンドが印象的。ホーン・セクションを加え厚みのある曲に仕上がっている。アルバム「Magical Mystery Tour」に収録。
Martha My Dear
- マーサ・マイ・ディア
- 1968年10月
- Lennon-McCartney
- Paul McCartney
【備考】
ポールとクラシック演奏家だけでレコーディングされた曲。この曲の「マーサ」とはポールの愛犬の名前。イングランド・シープドック(犬種)の「マーサ」は幼いころから動物を飼う事が夢だったポールが初めて飼ったペットだった。ホワイト・アルバムとして知られている「The Beatles」に収録。
Match Box
- マッチ・ボックス
- 1964年6月
- Carl Perkins
- Ringo Starr
【備考】
オリジナルはサン・レコードのカール・パーキンスが1957年に発表した「Match Box/Your True Love」。リード・ヴォーカルはリンゴ。レコーディングのとき、ちょうど英国でプロモーション・ツアー中だったカール・パーキンスがスタジオを訪れ見学した。アルバムでは「Past Masters」などに収録されている。
Maxwell’s Silver Hammer
- マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー
- 1969年7月
- Lennon-McCartney
- Paul McCartney
【備考】
リード・ヴォーカルはポール。ポールが好きそうな1940年代のポピュラー音楽のような陽気な雰囲気の曲。ポールはこの曲でシンセサイザーの元祖と言われている「ムーグ」を弾いている。アルバム「Abbey Road」に収録。
Mean Mr. Mustard
- ミーン・ミスター・マスタード
- 1969年7月
- Lennon-McCartney
- John Lennon(Paul)
【備考】
1968年のインド滞在時に書かれた曲。リード・ヴォーカルはジョン。ポールのファズ・ベースを聴くことができる。当初はこの曲の次に同アルバム収録の「ハー・マジェスティ」がつなげ(メドレー)られていた。アルバム「Abbey Road」に収録。
Michelle
- ミッシェル
- 1965年10~11月
- Lennon-McCartney
- Paul McCartney(John,George)
【備考】
リード・ヴォーカルはポール。半音階で下降するベースライン(クリシェ)のコード進行が印象的なビートルズの曲の中でも有名で人気のあるバラード。ポールはベースの他にアコースティック・ギターも弾いている。アルバム「Rubber Soul」に収録。
Misery
- ミズリー
- 1963年3月
- Lennon-McCartney
- John Lennon,Paul McCartney
【備考】
この曲は元々ビートルズの初の英国ツアーのメインであった当時16歳のヘレン・シャビロ(1961,1962年の英国最優秀女性シンガー)のためにジョンとポールによって書かれた曲であったが「歌詞が暗い」と断られてしまったため、ビートルズ自身で演奏することになった。デビュー・アルバム「Please Please Me」に収録。
Money(That’s What I Want)
- マネー
- 1963年7月
- Berry Gordy Jr.-Janie Bradford
- John Lennon(George & Paul)
【備考】
オリジナルは、1959年にヒットしたバレット・ストロングの「Money(That’s What I Want)/On Apologine」。初期ビートルズの「黒っぽい」演奏と、ジョンのパワフルな「黒っぽさ」を感じるヴォーカルを堪能できるカヴァー曲。アルバム「With The Beatles」に収録。
Mother Nature’s Sun
- マザー・ネイチャーズ・サン
- 1968年8月
- Lennon-McCartney
- Paul McCartney
【備考】
ポールはこの曲を「リヴァプールの父親の家で作った曲」と語っている。この曲でポールは、マーチンのアコースティック・ギター「D-28」、バス・ドラム、ティンパニを演奏している。ホワイト・アルバムとして知られている「The Beatles」に収録。
Mr. Moonlight
- ミスター・ムーンライト
- 1964年10月
- Roy Lee Johnson
- John Lennon
【備考】
ハンブルグのスター・クラブでも演奏されていたこの曲のオリジナルは、ドクター・フィール・グッド&ジ・インターンが1962年に発表した「Mr.Moonlight/Doctor Feel Good」。ジョンのシャウトが素晴らしいこのカヴァー曲は、ポールがハモンド・オルガン、ジョージがアフリカン・ドラムを演奏している。アルバム「Beatles For Sale」に収録。
My Bonnie
- マイ・ボニー
- 1961年5月
- Charles Pratt
- (Tony Sheridan)
【備考】
「Tonny Sheridan&The Beat Brothers」として1962年に米国でシングル発売された作品(1964年にクレジットをBeatlesと変え再登場、同年ヒット)。オリジナルである1980年代の古い曲にツイストのリズムをつけノリのいい曲としてアレンジされている。アルバムでは「In The Beginning(1961)」などに収録。
N
No Reply
- ノー・リプライ
- 1964年10月
- Lennon-McCartney
- John Lennon(Paul,George)
【備考】
元々は「Lennon-McCartney」の曲「チップ・オブ・マイ・タング」で1963年にデビューしたトミー・クイックリーのために書かれた曲と言われいる、ポップではあるが憂いを感じさせるようなアルバムのオープニング曲。アルバム「Beatles For Sale」に収録。
Nobody’s Child
- ノーボディーズ・チャイルド
- 1961年5月
- Mel Foree-Cy Coben
- (Tony Sheridan)
【備考】
トニー・シェリダンがヴォーカルのソフトなスロー・ロック・バラード曲。アルバム「In The Beginning(1961)」に収録。
Norwegian Wood(This Bird Has Flown)
- ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド)
- 1965年10~11月
- Lennon-McCartney
- John Lennon(Paul)
【備考】
リード・ヴォーカルはジョン。サビのハーモニー・ヴォーカルはポール。この曲でジョージはインドの楽器である「シタール」を初めてレコーディングで使用した。これ以降ジョージは、レコーディングにインドの楽器を意欲的に取り入れていく。シタールを使用したこの曲のサウンドはザ・ローリング・ストーンズなどの英国のバンドに多大な影響を与えた。アルバム「Rubber Soul」に収録。
Not A Second Time
- ナット・ア・セカンド・タイム
- 1963年7月
- Lennon-McCartney
- John Lennon
【備考】
リード・ヴォーカルはジョン。スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの影響が感じられるこの曲のサウンドの要であるピアノはジョージ・マーティンが弾いている。アルバム「With The Beatles」に収録。
Nowhere Man
- ひとりぼっちのあいつ
- 1965年10~11月
- Lennon-McCartney
- John Lennon(Paul,George)
【備考】
ダブル・トラッキングのリード・ヴォーカルはジョン。バッキング・ヴォーカルはポールとジョージ。ビートルズの日本武道館公演でも演奏された。味のあるコーラスとミキサーを通しアレンジされた高音の効いたギター・ソロが印象的な曲。アルバム「Rubber Soul」に収録。
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